億万長者との関わり
人生の中で、億万長者と関わるのは珍しいこと。
その時の話を、今回は記事にしますね。
ある日、90歳過ぎた女性一人暮らしの方が片付けをしたいと。
終活でしょう。
それで、手伝いに行ってくれないかとのお話が。
その方の知人から連絡が入りました。
ほとんど暇な私、いいですよと返事。
遊び心で億万長者の家を覗き見したい。
家政婦は見た!
そんな感じか。
いや、ただの片付け覗き見隊。
バイトではなく、ただ手伝うだけ。
尋ねるとそこは一等地、そんな場所。
個人の持ちマンションですけど。
そのマンションのドアの前、重い鉄の扉っぽい。
爆薬仕掛けられても吹っ飛ばないだろう。
そんな感じの重たい扉です。
億万長者のマンションに入る
家族はいないご老人。
部屋の中は散らかってはいない。
物が溢れていることもない。
一見すると綺麗なお宅。
洋服や生活雑貨を片付けたいのかなと。
部屋数としては、3DKで周囲が全てベランダ。
でもね、お布団など干してはダメ、洗濯物などとんでもない。
景観を損ねるからというマンションの規定があるらしい。
庶民としては、ベランダは洗濯物を干すところ。
私はここには住めないな、と心の中でつぶやく。
いや、住める金額ではないわ。
とにかく収納箇所が多過ぎ。
その全てが、満杯に入ってる物だらけ。
ガラクタだらけのキッチン
まずキッチンから始める。
その物たちが、私からすれば全てガラクタだらけ。
例えばチラシ、大事にとっておく。
菓子折りの紐や、お菓子の上部についている針金入りの留め具。
ペットボトルの蓋は何百個も保管。
鍋敷きには、新聞紙と菓子折りの箱を潰した紙。
その上にまたチラシ類。
埃だらけ、シミだらけ。
なぜ捨てないのか疑問に思う。
捨てられない人の典型ね。
おしゃれな鍋敷きくらい買えるだろうに。
と思うのが、片付け好きな凡人の感想。
ちなみに我が家で使っている鍋敷きは、こんな感じ。
なかなか捨てられない億万長者の90歳の高齢者
それらを何十年間収集したのだろうか。
銀行でもらった、アルミホイルとサランラップが天袋に何百本。
「もうこれからは買う必要がないからいいでしょう」
と自慢げ。
何本かいただきましたが、アルミホイルは焼けてくっついて使えない。
サランラップは変色で外箱はシミだらけで処分しました。
90歳過ぎて、後何本使うつもりなのだろうか。
菓子折りの紐やペットボトルのキャップやチラシ。
古い大昔のもの。
ゴミにしか見えないが、その億万長者にはそうではないらしい。
一つ一つ確認しないとダメ。
「えーと、これは捨てていいですか?」
「この輪ゴムは使いますか?」
なかなか先に進みません。
くたびれた輪ゴムとかね。
大きな食器棚も2個ある
食器棚の中には、食器や食料品がいろいろとびっしり詰まっている。
一人暮らしなのに、食器が多過ぎる。
どれ一つ処分はしたくないようだ。
「これ処分した方がいいですよ、ここが欠けてるし。」
「この食料品は、賞味期限が切れてますよ、捨てましょう。」
ティーカップの柄入りセット5客。
「気に入った柄のものだけ残して、処分した方がいいかも。」
そしてマヨネーズは、お得用の巨大な業務用のもの。
「お得でしょう」と満足げに言う。
たっぷり残量はあるのに、とっくに賞味期限切れだ。
私は逆に少量のものを選ぶ。
一人暮らしなので、賞味期限を考える。
高くついたとしてもだ。
億万長者と、そうではない私とでは真逆の考えだ。
億万長者になれない私はここが原因か。
えっ、違うだろ?
キッチンの汚れは専門業者に頼むレベル
キッチンの流しは、業者に頼まないとお掃除ができないくらいに汚れている。
パイプ詰まってんじゃないの?
シンクの中はカビだらけ。
お掃除が苦手なのだろう。
網戸は油でベタベタの上に、何かわからない小物が所狭しとぶら下がっている。
買ったものに付属していたものだ。
さらにその網戸は、途中から外れてぶら下がっている。
換気扇なんて、もう無理だわ。
つくづく思ったのは、お金はあるんだから。
月一でも専門のお掃除業者に頼んだらいいのにと。
億万長者なのに。
億万長者から言われた一言
そうそう、億万長者から何を言われたか。
「なまけもの(怠け者)」と呼ばれた。
いいんですけどね。
私が何か迷惑をかけましたか?
事あるごとに、怠け者と言ってましたね。
手伝ってるだけですが。
90歳のおばあさま。
きっと今までも多くの人に「なまけもの」と言い放ってきたのだろう。
そんな気がした。
そして「なまけもの(怠け者)」と呼ばれた私。
90歳よ、現在はもう90歳をかなり過ぎてますね。
他人に向かって「なまけもの」ってさ。
誰も寄り付かなくなりますよ。
今までの人生で、何百回も他人に言ってきたのだろう。
家具は全てデパートで専門の家具屋さんから買う
億万長者の自慢話に付き合って。
お金持ちって自慢話が大好物。
持ってる家具は、全てデパートで買った専門家具屋さんのもの。
合板の家具と一枚板とは雲泥の差があるのは明らか。
化粧台もピカピカの輪島塗り。
化粧台の中には、ブランド物の口紅、シャネルや色々とゴロゴロね。
しかしお掃除ができてない。
だから、ぐちゃぐちゃで埃まみれで汚ない。
せっかくの輪島塗りが。
引き出し6段のチェストもピカピカ、品質がいいのはわかった。
一般庶民の私には、名前はわからないけど。
多分有名な家具屋さんのもの。
デパートから招待されての買い物
全部招待されて、高級料亭の食事付きで買ったらしい。
部屋の中にはオーダーで製作した家具もあった。
そのほかには、大理石のテーブル、革張りのソファのセットも。
大理石のテーブルは重過ぎる、簡単に動かせないのよ。
私にとってはとても不便。
いや、他人のテーブルですが。
デパートの招待なんて。
「上流階級」という本を読んだけど、あそこまでいかない。
でも長者番付に名前が掲載されてたから、そこそこの億万長者よ。
洋服の片付けとかは、またの機会に記事にする予定です。
では、楽しい1日を♪
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