女性シニアの仕事、初日で辞めようと決心した理由

パートの仕事に就くが初日に辞める決心

シニアになれば、仕事の選択肢も減りますね。

年齢的なこともあるし、体力、知力、視力など。

ハローワークに行って相談したり、求人情報誌を見て探したり。

今回は、以前に求人誌で見つけたお仕事で経験したお話です。

色々な職場に行きますが、初日に辞めることを決心したのは初めてです。

それは、以前からやりたいと思っていた職種でした。

経験なしでの、体力が必要なお仕事。

そのお仕事とは、ホテルの客室清掃ベッドメイキングです。

5社程度は問い合わせしたり、面接まで行きました。

なので、順調に採用となったわけではありません。

お断りしたり不採用されたりした理由

1.シニアであれば、経験者のみの採用とお断りされました。

4.客室だけでなく、共同のトイレ掃除がある。

それで、1社採用が決まりました。

パート勤務で、朝からお昼をはさんで5.6時間のお仕事。

休憩なしで、もちろん昼食は取れません。

日によっては客室の担当数により、早く終わったり定時以降もあったり。

週に2日から4日間のシフト制です。

働き始めて気づく職場の正体

しかし、実際に働いてみないと会社の体制はわかりませんね。

初日は以前からやりたかった仕事なので、期待大で出勤。

制服に着替え、いざ職場へ。

ほぼ、家庭の主婦が占めていました。

初日は、指導者がつきっきりで仕事の流れとやり方を説明してくれます。

指導者は年配女性、もちろん年下。

1日に担当する客室のベッドメイキング数が、決められます。

ノルマの部屋数を、こなさなければなりません。

そして気づいたのは、1日中トイレに行けないこと。

私語禁止、指導者に見つかると大変な大目玉。

ちまたで問題の、サービス残業は固定でありました。

いわゆる無賃労働、サービス労働は毎日です。

初日から指導者の理不尽な態度

さて、本題のなぜ初日に辞めようと決心したか。

この会社の指導者による、理不尽な対応が主な理由です。

作業には順番や、やり方、道具の使い方など決まりごとが多数あります。

当然ですが、教えてもらわなければ、まったくわからないわけです。

しかし、彼女は教えるよりもまず、8割は怒鳴り散らし不機嫌な様子。

指導者「今、サボろうって考えてたでしょ、わかるんだからね!」睨みを効かせます。

いや、みじんも思ってないし。

指導者「いいかげんな仕事をすれば、すぐにわかるのよ!」吐き捨てるような言い方。

最初から、信用してないと公言か。

指導者「見張ってるし、監視してるからね!」

もうね、脅しか、恐喝か、ストレス発散のはけ口かと。

思ってもいないことを、さも思っているように怒られる。

まぁ、理不尽にもほどがあるわ。

指導者の未成熟な意地悪さ

メモを取りながら聞くから、聞き逃しがあるでしょ。

「えっ、何ですか」と聞き返すと、

「えっ? じゃないわよ!」て怒鳴られるわけ。

聞き漏らすまいとしても、

指導者「その後に◯◯、これして、◯◯わかった?」

と言いつつ、後ろ向きで立ち去りながらの言葉。

反対の方向に喋ってるから、声が聞き取れない。

ちゃんと、言葉を伝えてから去ってくれればいいのに。

聞き返すと、振り向いた顔が首だけ回転するホラー。

そして無言のまま立ち去る、教えてくれません。

いやもうね、なんでこの人が指導者なの?

指導者失格だよ、この時点でメンタルやられる。

ネットでベッドメイキングのやり方を調べる

だから、きちんと仕事を覚えるのが大変。

客室の掃除、ごみ収集、タオル交換からベッドメイキング。

タオル類の向きも決まりがあるし、アメニティも間違いなく揃える。

指紋が残らないように、全ての鏡や家具の点検。

ゴミが一つも落ちてないように、忘れ物のチェック。

もちろん、ベッドメイキングはシワが出ないようにピシッとね。

覚えなければならないことが、山ほどある。

とにかく、一日中理不尽に怒鳴られて、質問しづらい。

根本で、見下している態度です。

最初は、仕事を覚えるのに必死。

間違えると、ヒステリー気味に怒鳴られる始末。

指導者「まったく、何やってんの?」と大声で罵倒ざんまいですわ。

こんな状況が一日中続くわけです。

シニアの仕事選びは他の若い人と同じかも

シニアともなれば、物覚えも遅いでしょうが。

きちんとしっかり、順を追って説明してくれれば良いのに。

注意されても良いけど、怒鳴られる理由がわからない。

私だけ理解力がなくて、怒鳴られているのかと思っていたら。

実際は、他の皆さんにも同じく怒鳴りまくりでした。

指導者「あの人は仕事が遅くて雇い止めにするから」と発言。

それも本人がいない場、大勢のパートさん達の前で。

当の本人には、

指導者「わかってるでしょ、あなたには先がないから!」

と吐き捨てながら睨む。

本人だってプライドがあるでしょうに、かわいそうで。

このような指導者や教育係は、どんな企業にもいそうですが。

ホテル側からのきつい苦情

指導者の指導方法がダメダメなので、やはりホテル側から苦情がきました。

ホテル側「ほとんどの客室の仕上がりが、基準以下です、これでは困ります」

指導者「私は、きちんと指導しています!」

いやいや、きちんと指導してもらった覚えはないよ。

それで、ホテル側がベテランのチェッカーさんに指導をお願いしました。

当たり前ですが、質問すれば丁寧に答えて教えてくれます。

とにかく、やり方をきちんと説明するのでわかりやすい。

すぐに、1日のノルマ数も部屋の仕上がりも達成できました。

でも、辞める日を決めていたので、それまでは頑張ろうと。

部屋数こなしても、指導者からの理不尽な怒り声は止みません。

えっ?

どうしろと?

とにかく、辞めたくてしょうがなかった。

辞める理由とカウントダウン

辞める日をアドベントカレンダーよろしく、後何日、何回出社と印をつける。

1.理不尽に怒鳴られる意味がわからない。

2.罵倒される理由が意味不明。

3.見下される相手とは働きたくない。

6.時間給が、最低賃金だった。

7.サービス労働が納得できない。会社側は当然だと思っている。

3ヶ月で、体重が5kg減りました。

心身ともに疲弊、言い返さない我慢続きでメンタル辛い。

客室ベッドメイキングの仕事をおススメしたい理由

散々、酷いと言いながらですが。

シニアの方に、この客室清掃ベッドメイキングを、是非おススメしたい。

その理由は、

1.時間や働く日や曜日を、希望シフトで働ける。

2.与えられた客室の中で、自分のペースでできる。(コミュ障にはいい)

3.仕上がりやノルマ数をこなすと達成感。

4.体を動かすので、運動になる。

もし、あの怒鳴り屋の理不尽な指導者でなければ、もっと長く勤めていたと思う。

仕事内容は面白かったし、太陽が明るいうちに帰れる。

他のパートよりも、綺麗に数多く仕上げたいと思うモチベーションもあった。

他のホテルが羨ましかった労働条件

他のホテルだったら、様々なメリットがありました。

1.ノルマ数以上に部屋数をこなせば、当日に報奨金がもらえる。

2.土曜、日曜、祝日の労働は時間給が上がる。

3.半年に一回のボーナスがある。

4.最初から時給が高い。

5.規定以上の仕事によっては、ホテル宿泊の無料チケットがもらえる。

6.何と言っても、まともな指導者がいる。

そりゃ、報奨金がもらえるなら、毎日頑張るわ。

時給が高いと、これもモチベーション上がる。

辞める最終日

初日から辞めようと決めて3ヶ月後、最終日は1分でも早く職場を離れたい。

ロッカーの中を空にして、使用していた靴はゴミ箱の中へポイ。

タイムカードを押して外に出ると、快晴の雲ひとつないピーカンのお天気。

「終わったー、よくぞ3ヶ月も頑張った私」

いつもはお腹ペコペコで、近くで軽い食事をして帰るのですが。

この日は、まっすぐに帰宅。

早く建物から離れたかった。

開放感、半端ない。

長い通勤時間も終わりだ。

人生でやりたい仕事は全てやる

でもね、経験してよかった。

なぜ初日に辞めないで、3ヶ月間も頑張ったのか?

それは、惜しまれて辞めたかったってことです。

指導者がすり寄ってきた、他のパートに対して私に味方になって欲しかったようだ。

心の中で、「あなたが全て悪いでしょ」と声に出さず呟く。

会社の上の人が、私が辞めることに残念だと話してた。

ノルマはこなしていたし、苦情がでるミスを一度もしてなかった。

シニア女性にこの仕事をおススメするか

もし、再度この仕事をやりたいかと聞かれたら?

また、あのモンスター系がいるかもと思うとメンタル持たないわ...X。

でもね、シニアには超おススメします。

だって、仕事の内容は面白し、達成感があるし、運動にもなる。

やはりね、我慢は禁物。

仕事が大事か、自分が大事か?

3ヶ月で体重が5kg減った、私は自分が大事、これが状況を表してるかな。

今ね、様々な企業が人員不足で募集をしてますが。

もっと、従業員を大切にして下さいと言いたいわ。

最低時給でも、応募者はやって来る。

雇ってもらったからと言って、下手に我慢すれば、鬱が発症するかも。

自分を大切にしつつ、仕事をしましょう。

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では、楽しい1日を♪