老後に夫婦二人の持ち家を売却、予想外の悲惨な結果になった理由

2024/02/02

★年金・老後の話

計画通りにはいかない

ある夫婦の、老後に起こった予定外の結末。
人生なんて、思い通りにいかないことも多い。
それも予想外の出来事に振り回されて。
こんなはずではなかったのに。
後悔するしかないでしょう。

高齢者の老後の計画

ある高齢者の夫婦は、老後をどう暮らそうかと計画を立てた。
夫婦で老後の計画を楽しく話し合い。
周りのシニア世代からも、色々なアドバイスをもらった。
旦那さんの退職が待ち遠しい。

まず、旦那さんが長年勤めた会社を退職。
もちろん退職金が手に入る。
それもまとまったお金だ。

それから、夫婦二人の持ち家があるので、それを売ろう。
それでかなりの大金が手に入る。
それに、貯金もあるし。

そして、駅近の立地条件の良いマンションに引っ越し。
老後は夫婦で、いろんな所に出かけよう。
駅近なら交通の便も楽だし、近所に商店街が多ければ散歩がてら楽しめる。
買い物にも便利で楽だ。

マンションを買うのではなく、賃貸に住む。
夫婦で2DKの広さで十分だ。
それで何件か見学して、賃貸住宅マンションを契約した。

買わずに賃貸にしたのは、相続させる子供がいないからだ。
家賃と生活費は、二人の年金で余裕だと思った。
老後の生活設計を、しっかり計算して考えた。

老後に立ち直れない予想外の出来事

しかし、マンションに引越して、半年後にその計画が大きく狂う出来事が起きた。
なんと奥さんが、突然亡くなってしまったのだ。
これからの長い老後生活を、仲良く一緒に生きて行くはずだったのに。

なので、旦那さんの年金だけが、唯一の収入となった。
そして家賃の支払いが、年金額では心もとないことに。
マンシヨンが駅近なので、それなりに賃料が高額なのだ。
それに2DKの部屋は、一人では広すぎる。
奥さんがいなくなった、ガランとしたマンションの部屋。

後悔の日々で精神が病む

まさか、奥さんがこんなに早く亡くなるなんて。
家賃を払い生活するには、ほとんど年金が残らない。
男一人で、出かける気にもなれない。
駅近に住んでも、ほぼ無意味なのだ。
毎月、貯金を切り崩している状況が続く。

新しく別の、安くて1Kか1DKの部屋に引っ越したいと考えた。
引っ越しとなれば、その費用もまた出費だ。
荷造りも片付けも奥さんの荷物整理も、全てがキャパオーバー。
それに年齢的に、引っ越し手続きも面倒でなかなか動けない。

持ち家を売らなければ良かった

持ち家を売らなければ良かった、と何度も思った。
ひどく後悔した。
持ち家があれば、家賃は払わなくていいし、自分一人の年金で余裕で暮らせたのに。
旦那さんは、毎日そんなことばかり考える。

夫婦のどちらかが先に亡くなって、一人になることもある、という予想をしていなかった。
賃貸だって、いつまで借りられるか心配になった。
一人になって、この先の老後が不安でたまらない。
予想していた未来と、全く違ってしまった。

最善の老後の選択は

どうすれば、良かったのだろうか。
二人で公営住宅を申し込んでいれば、安い賃料の団地でも選択肢はあった?
それとも、夫婦で老人ホームに入居すれば良かったのか。
やはり持ち家を売らずに、そのまま暮らしていれば良かったのだろうか。

一人になった時点で、持ち家を売却すれば良かったのかもと思う。
そして残された一人が、その売却額を使って老人ホームに入るとか。
それが、いい方法ではなかったのかと。
どれが正解かは、わかりません。

なるべく早く、もっと安くて適度な広さの住宅に引っ越すことがいいと思う。
また、新しい出会いがあるかもしれないし。
老人ホームも一つの選択肢。

役所の窓口で相談してもいい、業者に相談するのもよし。
荷物整理は、シニア男一人では大変でしょうね。
ましてや亡き奥さんのことがあるから、精神的にも辛いでしょうし。

予定外のことが起きることも

人生予測のつかないことが、多々ありますね。
老後のことは何も考えません、心臓が止まりそうになるから。
予定外の大金が降ってくるかも、とは考えますが。

ある日の朝食メニュー

では、楽しい1日を♪
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